倉本 昌弘 くらもと まさひろ

身長・体重 : 164cm・66kg
出身校 : 日本大学 経済学部
プロ転向  : 1981年
所属 : フリー

中学3年で広島GCのクラブチャンピオンとなり、日大時代は空前絶後の『日本学生』4連覇など多くのタイトルを獲得した。アマチュア時代の1980年、『中四国オープン』で優勝を飾り、翌年2度目のプロテストで合格。そのプロデビューは衝撃的だった。初戦となった7月の『和歌山オープン』(賞金ランク対象外)でいきなり優勝するとツアー競技でもあっという間で4勝を挙げて賞金ランク2位に入った。
プロ2年目の1982年には『全英オープン』で日本選手最高の4位に入り、翌週の『日本プロ』では初出場初優勝の快挙を達成。レギュラーツアーでは賞金王こそ獲得できなかったが常に上位で活躍した。
1992年の『ブリヂスンオープン』でツアー25勝目(プロ入り後)に到達して永久シード入り。
同年、米ツアーのQスクールをトップで通過し、1993年は米ツアー中心でプレーした。米ツアーの運営方法などさまざまなことを学び、選手会長としてツアー改革に尽力。その後のJGTO設立にもつながっている。
2000年には心臓弁膜症の手術を受け、選手生命が危ぶまれたが翌年復帰。
2003年の『アコムインターナショナル』初日に当時のツアー新記録、59をマークしている。
2005年に米チャンピィオンズツアーQスクールをトップで通過、その後3年をアメリカで過ごす。
帰国後はJGTOと日本シニアツアーに参戦。10年には日本シニアオープンとハンダカップに優勝し、シニアツアー賞金王となる。ハンダカップ優勝で欧州シニアツアーの2年シードを獲得。
2012年にオランダで開催されたヴァンランスコットシニアオープンに優勝し初の海外優勝を遂げ、再度2年間のシードを獲得した。
(JGTO選手紹介より一部抜粋)

主な成績

国内ツアー30勝、その他 4勝、シニア 3勝、欧州シニア 1勝

1980 中四国オープン(アマチュア時代)
1981 日本国土計画サマーズ 優勝、中国オープン 優勝、全日空札幌オープン 優勝、東海クラシック 優勝、
(和歌山オープン 優勝)、(兵庫県オープン 優勝)、
日本シリーズ 3T、ブリヂストントーナメント 4T、日本オープン 5、
1982 日本プロ 優勝、中国オープン 優勝、よみうりオープン 2T、サントリーオープン 3T、関西プロ 4T、
全英オープン 4T
1983 中国オープン 優勝、東海クラシック 優勝、ダンロップ国際 2、フジサンケイ 2、ジュンクラシック 2、日本シリーズ 2
関西プロ 3T、日本オープン 4、ドラールイースタンオープン 6T
(ハウス食品巨泉招待 優勝)
1984 中四国オープン 優勝、ブリヂストントーナメント 優勝、東海クラシック 2、日本シリーズ 2、関西オープン 3
ゴルフダイジェスト 3、よみうりオープン 3T、ハワイアンオープン 10T
1985 ジュンクラシック 優勝、ブリヂストントーナメント 優勝、ブリヂストン阿蘇オープン 2、
日本シリーズ 2、全日空札幌 2、大京オープン 2T、三菱ギャラントーナメント 3T、中日クラウンズ 4T、
日経カップ 4T、日本オープン 4T、ダンロップフェニックス 4T、
(KSB瀬戸内海オープン 優勝)
1986 全日空オープン 優勝、東海クラシック 優勝、中四国オープン 2、ジュンクラシック 2、ダンロップインターナショナル 2T、
KBCオーガスタ 2T、日本シリーズ 3、フジサンケイクラシック 3T、大京オープン 3T、関西プロ 4T
1987 マルマンオープン 優勝、中四国オープン 優勝、ABC日米ゴルフ対抗戦 2、中日クラウンズ 2T、サントリーオープン 2T、
札幌とうきゅうオープン 3、カシオワールド 3T
1988 仙台放送クラシック 優勝、よみうりサッポロビールオープン 優勝、関西プロ 優勝、KBCオーガスタ 優勝
中四国オープン 優勝、ジュンクラシック 4T
1989 ミズノオープン 2T、大京オープン 3、三菱ギャラントーナメント 3T
1990 テーラーメイド瀬戸内海オープン 優勝、日本プロゴルフ選手権 2T、日本マッチプレー 3、カシオワールド 3T
1991 アコムインターナショナル 優勝、札幌とうきゅうオープン 2T、中四国オープン 2T、日本プロゴルフ選手権 3T、
サントリーオープン 4T、カシオワールド 4T
1992 日本プロゴルフ選手権 優勝、ブリヂストンオープン 優勝、大京オープン 優勝、日経カップ 2、日本オープン 2T、
太平洋マスターズ 2T、マンシングカップ 3
1993 ABCラークカップ 2T、東海クラシック 4T、USPGAツアー・デポジットギャランティークラシック4T、日本オープン 6
1994 JCBクラシック仙台 優勝、大京オープン 2T、東建コーポレーションカップ 4T、ゴルフダイジェスト 4T
1995 サントリーオープン 優勝、フジサンケイ 2、三菱ギャラン 2、大京オープン 3、日本シリーズ 4T
1996 全日空オープン 2、サントリーオープン 4T、フジサンケイ 5T、よみうりオープン 6T、つるやオープン 6T、
日本オープン 7T、ブリヂストンオープン 10T
1997 大京オープン 11T、デサントクラシック 15T
1998 三菱ギャラン 10T、ブリヂストンオープン 11T
1999 KSBオープン 3、ファンケル沖縄オープン 6T、フィリップモリス 8
2000 キリンオープン 29T、フジサンケイ 31T、つるやオープン 31T
2001 日本プロゴルフ選手権 6T、マンシングKSBカップ 7T、キリンオープン 10T、フジサンケイ 10T
久光KBCオーガスタ 12T
2002 フィリップモリス 19T、ダイドードリンコ静岡オープン 21T
2003 アコムインターナショナル 優勝、サン・クロレラクラシック 12T、ダンロップフェニックス 14T、日本シリーズ 20T
2004 ANAオープン 5
2005 アジア・ジャパン沖縄オープン 2T、セガサミーカップ 20T
日本プロシニア 2
2006 プエルトバヤルタオープン 8T、コーマースバンク 7T、ウォールマートペブルビーチ 4
2007 つるやオープン 2T、ビックライザックシニアオープン仙台 優勝
バンクオブアメリカ 8T、SASチャンピオンシップ 9T
2008 PGA Handa Cup フィランスロピーシニア 3
2009 ファンケルクラシック 2T、コマツオープン 11T、日本プロゴルフシニア選手権 15T、富士フィルムシニアチャンピオンシップ 10T、
日本シニアオープン 9T、PGA Handa Cup フィランスロピーシニア 3T
2010 日本ゴルフツアー選手権 6、日本シニアオープン 優勝、HANDA CUPシニアマスターズ 優勝
2011 東建ホームメイトカップ 21T、 日本オープン 55T、カシオワールドオープン 34T
2012 欧州シニアツアー、ヴァンランスコットシニアオープン優勝
<アマチュア時代主な優勝成績>

日本アマチュア (1975、1977、1980)
日本学生 (1974-77)
中四国オープン (1980)

役職

2009-2011 日本プロゴルフ協会 理事
2010-2011 日本ゴルフツアー機構(JGTO) 理事
2011 ジャパンゴルフツアー機構選手会  理事
2012 日本プロゴルフ協会 理事
ジャパンゴルフツアー機構選手会 会長

ハイライト

◇1992年ブリヂストンオープン優勝でツアー25勝を達成、学生出身プロ初となる日本ツアー終身シード権を獲得(現在 終身シード権保有者は7名)
◇2000年7月、心臓弁膜症の形成手術を行ったため1年間欠場
◇2003年アコムインターナショナル第一ラウンドに於いて、日本ツアー史上初の1ラウンド59ストロークを達成
◇2010年、PGAシニアツアーで2勝、賞金王となる。
◇2011年、初夏から左肩痛を患い、肩甲下筋断裂と診断される。手術を回避しリハビリとトレーニングに専念。
◇2012年6月欧州シニアツアー、ヴァンランスコットシニアオープンで海外初優勝。2年シードを獲得。